不動産に関する問題を難しく考える必要はない

民法を少しでも勉強したことのある人は、土地や建物などの不動産を取得した場合に登記をしなければ後からその不動産を取得した善意の第三者に対抗することが出来ないと言う言葉を耳にしたことがあると思います。
この言葉の意味を理解するのはけっこう難しいために不動産関係の問題に関して勉強するのを止めてしまう人がけっこういますが、文だけを見て難しいと思う必要は全くないです。
もう少し柔軟に考えることが大切で、善意とは何か第三者や対抗と言う言葉の意味は何かなど真剣に考えてしまうと切りがなく頭が混乱してしまいます。
ですのでそれほど難しく考えずに土地や建物などの不動産を取得したら登記をした方が良いのだなと考えて、その後に登記をしなかった時のことを自分の立場に置き換えて考えて見ると分かり易くなります。
特に第三者を自分に置き換えると、ある登記されていない不動産を購入したのに自分より先に同じ不動産会社からその不動産を購入している人がいるけど自分はそのことを知らなかったのだから被害者だと言う結論が導き出せるはずです。
このように不動産の権利関係に関しては、自分がその立場に立ったらどうだろうかと言うことをよく考えると簡単に答えを導き出せるケースがけっこうあります。